冬にむけて旬の食材の一つである牡蠣ですが、生ガキのとろける食感と磯の香りと言ったら格別。亜鉛を多く含み栄養価も高いこの食材は、調味料としても抜群の効力を発揮してくれます。よくご存じのオイスターソースはまさに天然の調味料ですね。
生牡蠣とアペリティフ
生の貝は、かきといとわず、ホタテ貝の貝柱、ばい貝、どれも美味しく戴けますが、冷たく冷やしてレモンをかけるだけで十分においしいものです。

さて、この生ガキですが、かつて二度ほどお店で出された生ガキで大変な目にあいました。そう、食中毒ですね。この苦しみと言ったら。。。もう最悪。
それ以来、よほど信頼のおけるお店でないと生ガキを口にすることはありません。そのくらい慎重であるべきだと思いますが、でもやはり、やめられない生牡蠣は格別のごちそう。大抵きちんとした料理人が扱う生牡蠣は大多数安全です。
アペリティフは食前酒ですが、私のおすすめはTIO PEPE。シェリー酒の辛口が生の牡蠣をほどよく包み込んでくれます。
シェリーは、スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺地域で生産される酒精強化ワイン。ポート・ワイン(ポルトガル)、マデイラ・ワイン(ポルトガル)とともに、著名な酒精強化ワインのひとつです。
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白ワインならブルゴーニュ地方のシャブリ。辛口でありながら、あの芳醇な香りとコクは、生牡蠣の味を一層引き立てます。
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シャブリ グランクリュ ブーグロ ラ・シャブリジェンヌ 750ml フランス ブルゴーニュ Chablis 白ワイン 価格:7,678円 |

牡蠣のビスク

本来、ビスクは甲殻類を使いますが、牡蠣などの貝類を使ったものも、ビスクと言ってよいでしょう。アメリカ料理で言えばチャウダーがそれに近いかもしれません。牡蠣を酒蒸しすることから始まり裏ごした実を牡蠣のだし汁とフォンで煮込みクリームで仕上げます。亜鉛を多く含む牡蠣を効率よく摂取できるお料理です。
牡蠣のクリーム

牡蠣のクリームを作ってホウレンソウのソテーの上にのせるだけで、格別な味わいを楽しめます。
レシピ

牡蠣とキノコ類をガーリックオイルで軽くソテーします。

ソテーした牡蠣とキノコを細かく刻むか、裏ごしたものを牛乳・生クリームで軽く煮込みます。

ソテーしたホウレンソウにのせ、かき混ぜて召し上がります!
牡蠣のスフレ
ベシャメルソースでグラタンにした牡蠣料理に泡立てた卵白と混ぜ合わせオーブンで焼いた逸品。こんな素敵な一皿も魅力的です!

カキフライ
カキフライのおいしさっといったら、たまりませんね。カキフライですが、ちょっと仕込みが大変だなと思い惣菜コーナーで買ってしまうなんてことも。でもちょっとものたりないですね。牡蠣の実が薄く、パン粉と質の悪い揚げ油の味しかしないこともあります。
おいしい牡蠣をたっぷり食べたいなら牡蠣の産地で加工し、瞬間的に冷凍したものなら内容も充実してそうです。
疲れて帰宅してからも思いきりカキフライを堪能できます。
こだわりのカキフライを探してみました。
gastronomie【食文化】をテーマに誰でも簡単に作れるお料理のレシピやおすすめの産直食材・日本酒・ワインなどを紹介するお役立ちコンテンツです。レシピは洋食を中心に時短で作れる充実した一皿を画像を多く使い紹介!誰でもマネできるように都度更新していますので、おもてなし料理や今日の一皿のヒントになることを願っています。
執筆者プロフィール;フレグランス|フラワーデザイナー・調理師・音楽家
自己流創作術に身を投じています。現役のお花屋さんの傍ら、元シェフの知識と技術を基に食文化(ガストロノミー)は誰かの役に立つようなレシピや情報を公開しています。
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