洋食屋さんの煮込みハンバーグのレシピを紹介!誰でも簡単に作ることができるように画像を多く使って工程を解説しました。丁寧に作ったトマト風味の懐かしい味のハンバーグレシピです。
洋食屋さんの煮込みハンバーグのレシピ
本格的につくる洋食屋さんのレシピよりお届けします!
材料
ミートボール(ハンバーグたね)3~4人分
- 国産牛豚合いびき600~700g
- 玉ねぎみじん切り(中1)
- 卵1
- パン粉
- 牛乳
- 塩・胡椒適宜
基本の煮込みソース
- トマト缶
- トマトペースト
- 水(煮込み時。材料がひたひたになるくらい)
- デミグラスソース (小分けになった市販のペースト)
- ブイヨンキューブ(コンソメスープの素)
- ローリエ(月桂樹)またはブーケガルニ(市販でも)
煮込み用野菜
- 人参・玉ねぎ・キノコ類
- ブロッコリーは色どりであっても良い
付け合わせ
- スパゲッティー
好みでワインを適量いてれも良いです。白・赤で仕上がりが違ってきます。白→酸味の効いた爽やかな仕上がり。赤→ややどっしりした仕上がり。あくまでも香りづけ程度に。
付け合わせのスパゲッティーから仕込み
は?なんでスパゲッティーから仕込むのかと疑問に思うかもしれませんが、スパゲッティーの付け合わせから仕込んでおきましょう。洋食屋さんのメニューでナポリタンがありますよね。アルデンテとは程遠いモチモチした食感の麵。あれを再現します。
洋食屋さんのスパゲッティーなら1.8ミリ以上の麵をを茹で揚げます。表示時間より1分くらい長くです。そして「うどん」のように水洗いしましょう。
全体になじむ位のオイル(こめ油・オリーブオイル)を注ぎラップをして冷蔵庫で寝かせておきます。(1日寝かすとさらに良いです)
イタリア料理ではありえない方法ですが、このようにしておくと食べる際にソースが良く絡みとっても美味しいのです。。。イタリアンに文句を言われても無視しましょう。ここは日本です。これぞ洋食屋さんのスパゲッティー!ナポリタンを作る時にも是非!
ミートボール(ハンバーグのタネ)の仕込み
煮込みハンバーグのタネはステーキハンバーグと少し使用を変えておくと良いです。つなぎを多めにして、よーく捏ねておきソースをたっぷりしみこませるような仕立てにしておくのがおすすめですよ。
では、パテを作っていきましょう。その前にボールにパン粉を入れ牛乳を注ぎパン粉をヒタヒタにしておきましょう。
ボールに合いびき肉と一つまみの塩をいれて粘り気が出るまでしっかり捏ねます。そこに玉ねぎのみじん切りをいれてさらに捏ねます。
あらかじめ用意しておいた(牛乳をよく吸ったパン粉)・卵を入れよく混ぜ合わせたらミートボールのタネが完成です。冷蔵庫に入れ保存しておきましょう。
ここがポイント!
- パテは良く捏ねる
- つなぎは多め
- 合いびき肉は赤身多めがすっきりした仕上がり
スーパーで売っている合いびき肉ですが、つなぎとガサ増しでかなりの脂肪を混ぜ込んでいます。グリルするなら脂が程よく落ちてくれるのですが、煮込みにする場合、脂が落ちず全体的にぼってりとしつこい味になってしまいます。
合いびき肉を選ぶ場合、特に煮込み系を作る場合は、挽肉を自分でブレンドした方が良い場合もあります。
合いびき肉のパック+牛豚赤身の挽肉(半々);合いびきの対比:牛6:豚4がベスト
煮込みソースを作る
パテ(ハンバーグ)を煮込むためのソースを作ります。
一口大に切った人参・玉ねぎを炒めます。ある程度炒めたら小麦粉をふり入れて、白ワイン・水・トマト缶を入れて沸騰させます。
さらに、コンソメスープの素・トマトペースト・デミグラスソース・ローリエを入れ煮詰め味を調えて煮込みソースを完成させておきます。
パテを焼く
フライパンでパテの両面を焼いてゆきます。全体に焼き色が付いたら余分な脂をのぞき、煮込みソースに移してじっくり火を通してゆきます。
パテに火が入り、煮込みソースが煮詰まってきたら火を止め寝かせます。寝かせることでパテの中にソースがしみこんでゆきます。1時間程寝かせておくと良いです。
料理の仕上げ
付け合わせのスパゲッティーは、鍋にバターを溶かしスパゲッティーを炒めます。仕上げにパセリのみじん切りかパセリの乾燥パウダーをふっておくとさらに良いです。
寝かせておいた煮込みハンバーグを温め、固めに湯がいておいたブロッコリーなどを入れ彩り豊かにします。この時少量のバターを溶かすとさらに風味豊かになります。味を調え、お皿にもって出来上がりです!
粉チーズをふりかけて召し上がるのもとっても
グラタン皿に盛り付け、溶けるチーズ・パン粉をふりかけオーブンで焼くと【煮込みハンバーグのチーズ焼き】になり更に食欲そそる一品にグレードアップしますので是非お試しください!
少し手間はかかりますが、煮込みハンバーグを多めに作っておけば明日のお弁当のお惣菜にもなりますし、アレンジを加えれば違う料理として楽しめます。ソースが残れば白いごはん・インゲン・牛乳・チーズなどを足し調理すればミートソース味のリゾットにもなります!
gastronomie【食文化】をテーマに誰でも簡単に作れるお料理のレシピやおすすめの産直食材・日本酒・ワインなどを紹介するお役立ちコンテンツです。レシピは洋食を中心に時短で作れる充実した一皿を画像を多く使い紹介!誰でもマネできるように都度更新していますので、おもてなし料理や今日の一皿のヒントになることを願っています。
執筆者プロフィール;フレグランス|フラワーデザイナー・調理師・音楽家
自己流創作術に身を投じています。現役のお花屋さんの傍ら、元シェフの知識と技術を基に食文化(ガストロノミー)は誰かの役に立つようなレシピや情報を公開しています。
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