ワインギフトなら蔵出しヴィンテージフランスワインがおすすめ
手頃に贈れるワインギフト。どんなギフトが良いかと考えるのが面倒なら花・ワインはとってもおすすめ。あまり考えなくていいし、ちょっとホームパーティーに招待されたんで、伺う道すがら花なら花屋さんへ、ワインならデパートにでも寄って買っていこう!なんて、事も多いのではないでしょか?
以前、メッセージが刻印されているウイスキーボトルをプレゼントしていただいた時に感じたことは、やはり嬉しいものでした。その飲み終えたボトルは今も大切に保管しているほどです。そんな訳でこの項はちょっと心のこもったワインギフトを紹介しますので、興味のある方は参考にしてください!
ヴィンテージワイン
ワンランク上のワインギフトならヴィンテージワインがおすすめ。ワインには、その構成に見合った飲み頃があり、並級品などはボトリング直後からせいぜい10年。しかしクラシックスタイルを基本とするフランスのワインは、長熟してこそ真価を発揮します。珠玉といえる偉大なワインを、若い内に開けるという行為は勿体ないことなのです。
一般的に高価なワインは、酸やタンニンなどエキス分が豊富で構成が巨大です。この巨大さは、そのまま攻撃的な飲み口となり、若い内は重々しく渋く、香りも立ち過ぎます。
しかし飲み頃を迎えたワインは、熟成により刺激成分が和らぎ、その奥にある「隠し味」が顔を出してきます。「渋い」「重い」など特定の要素が抜きん出ることはありません。
ワインの完璧な保管とは、12~15℃前後で温度変化がなく高湿度、そして暗所であることが理想です。このような状態で保管され続けたワインは至極最高です。そしてこれを完璧にクリアしているのが生産元の貯蔵庫に眠るワインで、いわゆる「蔵出しワイン」です。
蔵出しワインの生産者は瓶詰したワインを一度に出荷することなく市場価格・将来古酒としてのプレミアムを期待して出荷調整をするため市場にでまわる数は限られていることが特徴です。
ネゴシアンというワイン商がこの蔵出しワインの流通網を多く握っているので、上質な蔵出しワインの仕入れはこのネゴシアンを通して行うのが一般的だとか。つまり日本に入ってくる上質なヴィンテージワインはこのルートで入っており、フランス現地の大規模ネゴシアンからの入手ルートを確立してるワイン販売業者から、私たちは蔵出しワインを購入するのが良いということです。
なぜこのような蔵出しワインが良いかというと、それは管理状態につきます。いくら良いヴィンテージワインだからといって管理状態が悪ければ、著しくワインは劣化するからです。
劣化した10万円のワインより、状態の良い3,000円のワインの方が価値が高い
と、いただけないワインとなってしまうからです。
つまり流通経路が複雑でなく、移動回数ができうる限り少ない(例えばフランス国内なら1回とか)ものが良いワインであると言えるでしょう。このようなことを念頭に良いワインを取り寄せる、またはギフトにするのがおすすめです!
素敵なワインギフト:生まれた年のヴィンテージワインを贈るのはいかが?
ワインを贈る方への粋なギフトとして、生まれた年のワインや記念となった年のワインを贈るのはポピュラーであり、素敵ですよね。しかしワインの収穫は年により葡萄の生育状況、つまりその年の気候に大きく影響を受け、収穫種の良し悪しがはっきり分かれてくるのが、葡萄栽培の難しいところ。ワイン作りはその影響をもろに受ける訳です。
例えば1986年を調べてみると
1986年(昭和61年)のワイン・ヴィンテージ概観ですが、まずボルドー赤は春先から収穫期までの雨量は386mm、累計日中気温は3,050℃。分かりやすくも極度な天候に支配された年でした。夏から9月初旬にかけてはとても好天に恵まれました。干ばつで水分が足りなく、ブドウの成熟が心配されるほどでした。しかし収穫前に降った雨が恵みの雨となり、ブドウに適度な潤いを与えました。その後の9月下旬に襲った豪雨がボルドーの運命を左右する結果となりました。この豪雨の後、1ヵ月近く好天が続いたことから、収穫を遅らせたシャトーは大成功を収めました。また、豪雨は主にグラーヴ、ポムロール、サン・テミリオンを襲ったことから、他の左岸はおおむね良好でした。特に素晴らしく、単体では5つ星に近い評価を出来るのがサン・ジュリアン、ポイヤック、マルゴーです。
貴腐ワインのソーテルヌとバルサックの1986年(昭和61年)も秀逸。5つ星に迫るレベルで、ワインは凝縮感に富む、複雑・豊富な味わいが愉しめる素晴らしいものです。ブルゴーニュにとって1986年(昭和61年)は一言ではいえない内容となっております。南北に長いブルゴーニュ地方は、どうしても同一地方内で大きな差が生じてしまいます。
まず赤ワインの銘醸地コート・ド・ニュイは、ブルゴーニュの中で最も悪く、単体では2つ星評価となります。コート・ド・ボーヌは普通から少し弱め、ボジョレーは標準以上で、一番出来が良かったのがブルゴーニュの白ワイン用ブドウです。単体でいえば4つ星レベル。
1986年(昭和61年)のブルゴーニュ・ワインなら、迷わず白ワインをチョイスするべきでしょう。
というような評価があります。これはよっぽどのワイン通以外まったく知らない情報ですよね。ですので、良いワインを手に入れるならワインアドバイザーのいるような店舗で購入した方が良い!というのも頷ける話です。
オリジナルラベルを付けてワインを贈るのも素敵
前述したようにメッセージ入りのボトルをプレゼントされた時は、大変嬉しかったです。ワインのラベルをオリジナルにして贈るワインギフトは“ワクワク感”があり、とっても素敵なギフトだと思いませんか?
お誕生日や結婚のお祝いetcいろいろなシーンごとにラベルを作成してワインを贈るのも素敵でワンランク上のワインギフトとなります。
ヴィンテージワインを年代別に調べているだけでも楽しい作業ですが、その年の蔵出しヴィンテージの中からおすすめのワインを扱っているワインメーカーさんを見つけたので紹介しておきます。この項で書いたポリシーにまさに合致するメーカーさんだと思います。
私にとってミレニアム(2000年)は特に思い入れが強い年なんですが、おすすめのヴィンテージには、ボルドーのシャトーポタンサック
サン=ディザンの近くに広大な畑を所有し、メドックのこの地区に見られる品質のレベルをはるかに超えたワインを産出しています。ポサンタックのワインは、豊かさと、カシスとベリーのような個性を道、優れた骨組み、素晴らしい純粋さとバランス、そして驚異的な熟成の可能性を示しています。
他にはやはりボルドーのシャトーメイネイ
51haという広大なメイネイの畑は、モンローズのすぐ北にありジロンド河をのぞむ景観がすばらしく、著しく味わいに富んだたくましいワインを産し、格式よりも品質を重んじる抜け目のない消費者にかなりのお値打ち品を提供してきました。
ワインは安定しており、ヴィンテージによってはメドック格付けシャトーとも肩を並べるほどの実力です。
美術出版社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』より
また、メイネイといえば、皇后陛下が皇室に嫁ぐ前の最後の晩餐でご家族と一緒に飲んだというのも有名な話です。
他、数種の提案で¥5.000から¥10.000台の価格帯で用意されてます。生まれた年や各種記念年のワインを検索!できるツールも整えてありますので、参考になります!!
近年の偉大なヴィンテージの一つが、この2000年のワイン(平成12年)といえます。
2000年(平成12年)のボルドー赤ワインは、6月は雨こそ少なかったものの、気温は低く湿度は高湿度。7月に入ると雨が多くなり、若干日照不足が懸念されました。このことから行き先が不安視されていたとき、7月29日以降の天候が全てを覆すこととなるのです。高温乾燥気団がこの後2ヶ月間にわたって、ボルドー全域に停滞しました。メルロは完璧に熟し、カベルネ・ソーヴィニヨンはタンニンの素となる果皮を暑くさせ、極限まで熟しました。
2000年9月に降った僅かな雨は、絶妙のタイミングで熱波によるブドウのストレスをとり、また収穫の時期は雨に降られることもありませんでした。収穫が健全に行われることは、ボルドーの毎年の天候からすると、この2000年は奇跡に近いことなのです。
ボルドー赤の主要品種であるメルロも、カベルネ・ソーヴィニョンも、そしてカベルネ・フランまでもが完璧なブドウとして収穫された、まさにパーフェクトなヴィンテージとして2000年ワイン(平成12年)は完結を成しました。
一方、同じボルドーでも収穫時期が遅い、ソーテルヌ、バルサック(甘口白ワイン)の2000年ワインはそこそこに良好なヴィンテージ。
という具合にヴィンテージワインを選べるのが良いですね。他にもオリジナルラベルやラッピングや化粧箱のサービスも充実してます。
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