千両ってどんな花?
千両の花言葉には【財産・富】といった大変縁起の良い意味があり、冬の花の少ない時期、赤い実をたくさん実らせる植物です。
縁起が良いとされる千両は、お正月飾りに人気があり、松に合わせて飾ります。
朱色に近い赤い実・鮮やかな黄色の実があり、出回る数量が多いのは赤い実です。黄色は少し高値で取引されます。
千両の価格は?
千両には規格があり、特級・1等・2等.3等.鎌と等級があり、株の大きさ・実のつき方・葉の美しさ・房の数などで選別されていますが出荷される農家・出荷部会によって若干の違いがあります。
例えば1等品なら一本千円から千五百円程度で小売店に並びます。
千両は種をまいてから3年以降にならないと出荷できません。いよいよ出荷できるまで育った千両を初めて出荷する千両を鎌千両【初めて鎌を入れるの意味】といい、等級外でありながら実付は良かったりしますが、丈は短めですので等級のついてる千両より安く購入できます。
千両の価格は等級に応じてピンキリなので、どんな風に飾るかによってお財布と相談しながら選ぶと良いですよ!
千両の水あげ方法
千両は長く楽しめる持ちの良い植物です。長くお花を楽しめるように取り扱い方法を解説します!
水揚げ方法は茎を割るように切ってあげると水をよく吸って花の持ちを良くします。
千両は青々とした葉から水分を蒸散させるので、お水を良く吸い上げる植物です。
生け水は多めに切らさないようにしましょう。
また、フラワーフード【栄養剤】を上手に活用して長く楽しめます。
何百本・何千本と仕入れをするお花屋さんではトンカチで茎を割ってゆくほどです。
これ以外に効率がいいんですね。。。。
水揚げした生け水には、切り花の栄養剤をいれてあげると、水上りが完璧です。
千両の実は落ちやすい
千両の実なんですが、形状的に落下しやすいです。
できるだけ実に触れないように扱いましょう。
何粒か必ず実が落下しますが、これは千両の特徴なので商品上の問題はありません!
千両の持ちは?
水あげをしっかりした千両は長く楽しむことができます。
長く楽しむ条件として
- 暖房の風があたらない事
- 直射日光は苦手
- 花瓶のお水はたっぷり入れる
ほぼ、この3点ほどを注意すれば1ヵ月はもつものです。
おすすめの置き場所は北側玄関や暖房の暖かさを避けたお部屋などがおすすめです!
千両の色はどんな色
千両には赤実と黄実があります。
価格的には黄実の方が割高。これは収穫される総量に比例します。どちらも素敵な色ですね。
どちらも魅力的なお正月飾りになりますので、両方おすすめです。
千両の鉢をお庭に移して増やす
千両ですが簡単に鉢から育てることができます。お庭のある方なら地面に植え付けると元気にすくすく育ちますよ。
まずは適当な大きさの鉢植えを購入してみるのがおすすめです。晩春4月以降5月までが植え替えの時期になります。
千両を育てる最適な場所は?
千両は直射日光のあたらない場所で育ちます。例えば塀の内側のような場所を想像して頂ければ分かりやすいと思います。
何かの陰になるような場所とか大きな木が直射日光を遮ってくれるような場所が最適。
強烈な夏の日差しに晒されないような場所に植え付けると株も豊かに葉も青々と育つはずです。
実がたわわに実ったら
千両の実がたわわに実ったらお正月用に切り花として使いましょう。
実付の良い枝を使う分だけ株元からカットします。千両は剪定をすると株が元気に育つので、この時、株の間引きをふまえてカットしても大丈夫です。詳しい選定方法はyoutubeなどで確認してみましょう!
また、たわわに実のった実は、鳥のカッコウの餌になりますので、晩秋赤く実が色づいてきたらビニールをかけるなどして保護しておきましょう。餌が少なくなる12月になると、気がついたら全部鳥に食べられていた!なんてことが無いように。。。
お正月を彩る千両
一本あるだけでも華やかな千両は縁起物として、お正月飾りには欠かせないお花です。
一つの枝から何房もある大物から手頃なサイズのものまで等級がありますので、飾る方向性ごとに千両を購入することができます。
赤や黄色の華やかな実が魅力の千両をぜひお手元にとってみてください!
気ままに花を飾る
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