エレガントで都会的なカラーを活ける
サトイモ科に属する植物であるカラーの切り花の出荷は12月最終週~4月後半まで多く出まわります。今回は冬~春に出荷の最盛期を迎える千葉県産の白いカラーを紹介します。白いカラーの品種は数種ありますが、ロングセラー商品のウエディングマーチと言う品種がVivre Sa Vieのおすすめです。
花持ちの良い時期は1月から3月後半で旬の最盛期は3月~4月前半と考えておくと良いでしょう。
カラーの色あいはそれなりに豊富で、白・黄色・グリーン・ピンク・ワインレッドのような赤、ボルドーをさらに黒に近づけたようなダークカラーやブラウンに近い色のバリエーションがあり、サイズや太さなどの形状の異なる品種があります。特に大きなサイズは装飾用にミニタイプはお嫁さんのブーケにギフトや華道のお花に適した中サイズなど、用途ごとに適したサイズを選んで使うことが出来ます。
今回紹介するカラーは茎がしっかりしまったタイプで直線的な品種になりますが、曲がりがあるようなしなやかなタイプもあります。そのお話はまたいつか。
国産では、千葉・福島・愛知などで盛んに栽培されています。またダークカラーやブラウンなどの珍しい品種はニュージーランドなど南半球からの輸入も盛んです。
良いカラーの選び方
白い部分がキュッとしまっていて”しわ”が無いものを選びましょう。茎の一番下が黄色っぽく変色してるものは仕入れから時間が経過してる証拠です。そういったものは避けましょう。品種によっては白い部分が広がったものもありますので一概には言えませんが、上質なお花ほどしまっていますので、どうぞ目を養ってください!
カラーの花束
オシャレな花束にするならカラーのみ、もしくは季節の草花やグリーンを少量添えた花束が素敵です。あまりゴチャゴチャと色々なお花で構成するよりも、この花の持つ”すっとした”(凛とした)姿にしてあげる方が都会的でスマートです。ラッピングも大人っぽくシックな色、白いカラーならビビットでありながら落ち着いた色合いのラッピングにコーティングの効いたリボンでシンプルに仕上げるのがVivre Sa Vieのおすすめです。
またフラワーアレンジメント(バスケットにアレンジされたギフト用)でカラーの良さを引き出すのは結構難しいです経験上。あくまでも他のお花がメインでアクセント的に使うなど、カラーをメインに使うのは避けた方が良いかもしれませんね。
カラーを活ける
カラーを活けるならガラスのフラワーベースに活けるのが簡単でおしゃれです。このお花の魅力であるライン(線)を強調するように長さを保ったままガラスのフラワーベースに活けてみてはいかがでしょうか?いたってシンプルに。
口の広がったフラワーベースにあわせ、広がりを持たせた飾り方でシンプルに。いたってシンプルに挿しただけでも素敵ですね。
お花の扱いに慣れた方ならアイディアをふんだんに使って活けるのも楽しいですね。
花瓶を分けて流れを楽しむのも良いですね。立体的に飾る方法として花瓶を数個用意して分け活けにすると面白いですし大変オシャレになります。一つの花瓶にお花全部を入れ込むと言う概念をとっぱらってしまうと誰でも簡単におしゃれな花飾りができますよ。何も花瓶だけが花瓶ではないんです。例えば使わないワイングラスやソーダグラス。ワインのデキャンタなども花瓶になります。100均で花用にグラス類を何点か購入して数個並べてお花を分け活けにしてみてください。アレンジの幅がぐっと広がります。
カラーは華道にも好まれるお花です。和風の焼き物の花器にもしっくりハマるのも良いところ。眠ってる華道の花器などあったら是非活けてみてください。とってもクールな心持になれると思います。
カラーの葉はサトイモのような形状です。ほとんどのカラーは、葉をつけずに出荷されますので、別途葉物を購入して活け方に幅を持たせるのがおすすめです!
初夏になると東北から葉を組み合わせたカラーの出荷がありますが、こちらは華道用に特注で手配されます。
カラーのお手入れ方法
カラーはとっても水あげが良い植物です。お手入れ方法ですが、活けた水が若干傷みやすいので頻繁に水替えをするか、水替え不要のお花の栄養剤を入れてあげると良いです。いずれにしてもお花の栄養剤は必ず使用した方が花持ちがよくなります。茎の中はスポンジ状になっているので扱いは丁寧に、茎をカットする際はよく切れるハサミで切ってあげてください。
活けるお水は少なめに管理します。特にガラスベースの花瓶なら茎の動きも同時に楽しめますので下から3~4センチほどのお水に活けてみてください!(水切れには注意です)
都会的でエレガント。直線的でありながらその柔らかいフォルムは品の良さを十分に醸し出して心を癒してくれるお花です。是非機会があったら飾ってみてくださいね!
カラーの花言葉
「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」。
気ままに花を飾る
旬のお花や【お花のサブスク】を利用されている方むけにちょっとした素敵なお花の飾り方を紹介しています。
お花屋さんでも扱う品数が少なくなった枝物や毎週入荷するお花で作るお花のデザインを”誰でも簡単に飾れる”をテーマにお花のお手入れ方法なども織り込んで発信しています。
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