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    気ままに花飾り

    水盤を使って自由自在にお花を生けるメリット

    水盤にお花を生ける!誰でも簡単に使いこなせます!

    もしおうちに水盤があるなら使わない手はありません。水盤とは、華道で使う花器で花を生ける初心者から経験豊富な華道家まで使う生け花を嗜む方なら誰でも持っている花器のこと。

    通常は剣山にお花を挿して作品にしますが、どうも華道は敷居が高くて。。。そんな方にも十分使いこなせるように自由な発想でお花を生けられるように解説してゆきます!

    押し入れのどこかに昔お婆ちゃんやお母さんが使っていた水盤が眠っていたら、ひっぱりだして挑戦してみてください!

    水盤ってどんなもの?

    一般的に陶器で浅いお皿状のものを言います。丸や四角の形をして華道のお稽古にはシンプルなものを、花展などでは凝った設えの水盤を使い価格はピンキリです。

    今回は柿色の使い古されたもので生けてゆくことにしました。

    お花を飾るのに水盤を使うメリット

    • 作品が豪華に見える
    • お花を自由な外観で飾ることが出来る
    • 季節感を出しやすい
    • 花の本数が少なくても作品を完成することが出来る
    • お花の生け方が上手に見える

    華道とフラワーアレンジメントとの違いは、花の材料が少なくて済むことがいちばんのメリット

    全然生け方が違う訳です。

    これは剣山とオアシス(吸水スポンジ)でお花を挿してゆくことと、一番大きいのは器自体の形状の違いからきていて、華道のお花は空間を生けてゆくのに対してフラワーアレンジメントはお花そのものを挿してゆく。。。着地点がそもそも違うってことなんです。

    華道のお花

    フラワーアレンジメントのお花

    華道とフラワーアレンジメントの中間でお花を作る

    剣山でお花を挿してゆくのはちょっと難しそうだし、華道を習うことから始めなければならない。。。大丈夫です!誰でも簡単に生けられるフラワーアレンジメント定番のオアシスを使って活けると簡単に華道風の作品を作ることが出来ます。

    実際、剣山を使ってお花を水盤に生けるのって難しいです。でも一度は挑戦してみたい!と言う方はぜひ華道を体験してみて下さい。かなり奥が深いです。

    剣山と吸水スポンジの違い

    お花を挿しとめる器具として剣山と吸水スポンジの違いをざっくり解説します。

    剣山は鉄製で針がいくつも飛び出ている花留めです。何度でも使いまわせてとてもエコです。吸水スポンジはスポンジに水を吸い込ませて使用する花留めでスポンジのどこからでもお花を挿しとめることが出来ますが使用は1回のみで使い捨です。

    どこからでもお花を挿しとめることが出来る吸水スポンジは、作品に自由度を与えてくれる優れものですが、お花の材料が多くいるデメリットがあります。反対に剣山にお花を挿しとめるには、経験と技術がいりますが、少ないお花の材料で作品を作ることが出来ます。

    また吸水スポンジは器にしっかり固定しなければなりませんが、花器に置くだけで良いと言うメリットがあります。

    双方にメリット・デメリットがあるので作品によって使い分けると効果的ですね。

    実際に水盤にお花を生けてみる

    では実際に生けてみましょう!誰でも簡単に生けることが出来るように吸水スポンジを利用してみました。

    吸水スポンジを固定する器に選んだのは100均で購入した洗面器。ここに吸水スポンジを固定します。

    ここにスポンジを入れて固定します。吸水スポンジを使う場合は、まずこの器にぴったりの大きさにカットしたり大きさを調整します。

    カットする時は乾いた状態のものをナイフでカットします。簡単にカットできます。

    吸水スポンジは水を張ったバケツなどにそっと置いてあげると水を吸いながら沈んでゆきますので、沈み切ったら使用可能です。

    この時の注意点として無理に力を入れて沈めないようにしましょう。

    こんな感じでセットしました。この作品は少し大きめの水盤を使用しているので洗面器にしましたが、もっと小さな水盤なら小さい鉢皿なんかを使っても可能です!

    使うお花はシンビジウム。ちょっと豪華な蘭です。シンビジウムをまっすぐに位置を変えて挿してゆきます。

    レモンリーフというフラワーアレンジメントに良く使う葉をあしらいます。高さを出したり引っ込めたり、風が吹くと揺れるように立体的に挿してゆくだけで野に咲いているようなお花の風情が出せます。これで完成でも良いくらいですが、もっと色を足してみましょう。

    こんな素材を使うのもおすすめ!

    水盤にお花を生ける場合は面白い素材を効果的に使ってみるのもおすすめです。今回はシルバーブローニアという素材を使いました。秋から冬に多く出まわる素材。

    ワイルドフラワーのような面白い素材を使ってみましょう!ワイルドフラワーはネイティブフラワーとも呼ばれ南半球(主に南アフリカやオーストラリア)からの輸入花です。

     

    これだけでもいい感じになりました。少し赤い実を足します。

    赤い実のヒペリカムと言う素材を足してみました。これは色の好みですので、入れなくても良いですね。

    これでほぼ完成なのですが、もっとお花を入れてみたくなったら足しても構いません。それだけ自由度の幅があるのが水盤を使ったお花飾りの良いところです。

    完成品にお花を足してみる

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    近年人気の洋菊【ディスバッドマム】やダリアを使うとグッと雰囲気が出ます!

    さらにお花を挿してゆきます。

    この段階になるとどんなお花を入れても遜色なくマッチします。枝の素材を使うとさらに効果的です。今回は薔薇の実を一枝だけ挿しました。

    まとめ

    いかがでしたか?水盤にお花を生けるには、ちょっと敷居が高いなと感じていた方も多いと思いますが、意外と簡単に使いこなせてしまうことをお分かり頂けたと思います。

    水盤を利用することで、今まで使わなかった素材も花飾りに利用することも可能になりますので、積極的にお花の飾りに取り入れてみてはいかがでしょうか?

    水盤でお花を飾る場合は大きさや形を変えて2~3点持っているとより作品の幅が広がります。



     

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