気ままに花飾り

意外と少ない香りのする花 フレグランスフラワーを特集しました

香りのよいお花にまつわる歌詞って結構多く使われていますよね。でも実際のところ香りのよい花って少ないと感じている方も多いんじゃないですか?

「薔薇の香り」 「金木犀の香り」 「くちなしの香り」とか

お花屋さんで売っている花で「いい香り」の花に出会えることは意外と少ないですね。

そんな香りのするお花【フレグランスフラワー】にスポットを当てて特集してみました。

香りのするお花【フレグランスフラワー】を飾って目と鼻で楽しむ

フレグランスフラワーは目だけでなく鼻をも楽しませてくれます。花を見ると神経をリラックスさせてくれる効果はよく知られていますが、花の香りを嗅ぐことでその効果は更に増しますよね。

でもなかなか香りの強い花は少ない。多くはディフューザーなどを利用して香りを楽しむようにしています。

そんな少ない芳香の花を一点づつ紹介してゆきますので、お取り寄せ時期などを参考にぜひ活用してください!

香りの強さや香りの良さをであらわしてみました!

フリージア

切り花は11月~4月|鉢は2月~3月 購入可能

フレグランスフラワーのなかでも身近に手頃に利用できるのフリージアです。切り花や鉢が旬の季節に出まわるのでおすすめの花です。

値段もお手頃なのが嬉しいお花です。

ところでこのフリージアは色ごとに香り方が違うのをご存知ですか?黄色と白とでは香りが微妙に違うんです。興味のある方は一度嗅ぎ分けをしてみると良いですね。

フリージアの香りは柑橘の爽やかで少し甘い青春のような香りと表現しておきます。冬の冷たい空気の中で良く香りますよ。

球根植物なので秋にポットに植えて育てるのも楽しいですよ。誰でも簡単に育てる事が出来ます!

日本水仙

切り花11月~2月上旬

可憐な花が魅力の日本水仙の芳香は素晴らしい。凛とした面持ちの中にも上品な姿が日本水仙の特徴。芳香は大変力強いです。

一輪あるだけでも漂う香りは和室にそっと飾ってあげるようなイメージで飾るのがおすすめです。

本来価格は求めやすいお花だったんですが、近年生産者の減少で品薄気味になることも。

お正月のお花として利用される12月が花市場での最盛期です。関東なら千葉が一大産地になるので春先に道の駅などでボリュームよく購入することもできます。関西は越前の日本水仙が有名ですね。

鉢や庭先で育てられ、毎年咲かすことが出来るのも嬉しいお花。誰でも簡単に育てられますので、いっぱい咲いたら切り花として利用するのもおすすめ!

日本水仙の扱いはやや難しいので特集記事をあわせてごらん下さい。

芍薬【しゃくやく】

切り花の時期は5月~6月が旬 季節限定のお花です

豊かな表情を見せてくれるゴージャスな芍薬は上品なローズフレグランスと淡い柑橘の芳香です。香り自体はそれほど強くはないのですが、鼻を近づけるとほのかに香るフレグランスと言う感じかな。

香り以上に魅力なのが、大きくほころんだ花の顔。初夏の空にぴったりの豪華な花です。

上級品種になると一本500円位はするお花ですが、一輪あるだけでも存在感は抜群です!

カラーバリエーションも豊富です!

芍薬は園芸で誰でも楽しく生育できますよ!苗から育てればとても大きなお花を咲かせることが出来るでしょう!

薔薇

切り花は通年 鉢は4月~6月 9月~10月

ローズフレグランスと言われるほど薔薇の香りは古代から珍重され続けられる芳香の女王様みたいなもの。独特の芳香は世界中で愛され続け、お茶やジャム・スキンケア商品にも薔薇の香りを取り入れられていますよね。

すべての薔薇がいい香りを放つのか?と言われればそうではなく、切り花の薔薇なら一部の薔薇がフレグランスローズとして売られています。勿論何の香りもしないようでいてよく嗅いでみるとかすかに香りはあるのですが。。。

特に切り花の薔薇でフレグランスを楽しむならオールドローズ系がおすすめです。残念ながらお花の持ちはそれほど良くないのですが。。。

また薔薇の旬は5月。この時期には芳香が強くなる傾向があります。

香り際立つ薔薇に出会うなら鉢がおすすめ。旬の5月には園芸店でいろいろな薔薇の鉢が並ぶのでこの時期に香りの強い品種を選んで購入してみるのも良いでしょう。薔薇の育成は手間がかかります。ヨーロッパでは薔薇を専門に育てる庭師がいるほどで、薔薇はそれだけ価値のある植物と言えそうですね。

鉢で選ぶなら強香品種を探して選ぶのがおすすめです!

ストック

ストックスプレーストック

切り花は10月~4月上旬

アブラナ科のストックの香りも良いです。独特な甘い香りの他、小さなお花をたくさん持たせたゴージャスな花として色々シーンで活躍してくれます。

難点をあげると生け水が傷みやすい傾向にあるので、お水を頻繁にかえてあげましょう。水が傷むと古いキャベツのような匂いが出てしまうので要注意。お花は一週間~10日くらい持ちます。

ストックのお手入れ方法の記事もいっしょにどうぞ

ブルーアイス|オレゴンモミ

ブルーアイス

切り花は11月~12月中旬

クリスマスに飾られる針葉樹の中でも特に香り際立つのがブルーアイスとオレゴンモミ。針葉樹独特のアロマは空気を活性化するような豊かな香りで、まるで深い森の中にいるような癒しを与えてくれるのが素晴らしい。

赤い花や香り際立つフレグランスフラワーを取り入れて飾れば香りのマリアージュを楽しめそうです。

針葉樹全般に言える事ですが、それぞれ個性的な香りを楽しめ、素材も長く持つものです。花瓶に入れて楽しむだけでなく、ドライ素材やワクワクするようなオーナメントを取り入れ、リースやスワッグにしても素晴らしい香りは楽しめます。

スワッグ



リース


ギフトにも喜ばれる香る針葉樹製品はこちら

ユーカリ

切り花ほぼ通年

シルバーグリーンが魅力のユーカリも針葉樹同様フレグランスが楽しめます。強いハッカのような香りが特徴ですが、好き嫌いは分かれます。コアラの大好物で、品種は多岐にわたります。どの品種がコアラの食べるユーカリなのか知りませんが、強い香りのもの、そこまで香らないもの色々あります。ユーカリはオイル成分が豊富なので、オイルを抽出してアロマに利用されるほどです。

強い香りの物ならドライにしても長く香りを漂わせ、こちらもスワッグやリースに利用されています。

ユーカリは南半球原産の植物ですが、日本でも栽培可能です。針葉樹のアロマと嗅ぎ分けてみるのも楽しいです。

ローズゼラニューム

ローズゼラニューム香しい薔薇の香り
ハーブゼラニュームを飾って楽しむ!

 

切り花 春~初夏が多いです

ローズゼラニュームは名のとおりローズフレグランスが楽しめるゼラニュームと言う植物です。芳香も強く柑橘と薔薇が合わさったような上品さでファンもおおいですね。素敵なお花といっしょにブーケを束ねるとものすごい素敵なギフトになります。

芳香は長い間、楽しむことが出来ます。

ローズゼラニュームの記事はこちら

マウンテンミント

切り花 初夏~8月

芳香豊かなマウンテンミントは近年注目の素材のひとつ。香りもさることながらとても長持ちするのが魅力な植物です。どんなお花とも相性が良くブーケやアレンジメントに使えば夏の高温多湿な不快さを取り除いてくれるような雰囲気を出してくれます。

上品なミントの香りを是非楽しんでみましょう!

初夏から夏にかけて出回るマウンテンミント入りの花製品をお試しください!!

スイート・ピー

切り花 12月~4月上旬

スイート・ピー SWEET PEAはマメ科のお花でエンドウ豆のお花に近いです。芳醇な甘く柑橘系の香りを楽しむことが出来ます。フラワーフードを生け水に入れてあげると比較的持ちます。香りの強いのは新鮮なうちだけですが、十分にフレグランスを楽しむことが出来ます。色あい豊かに飾ってあげると春を感じられてとっても可愛いのがイイですね。

ちなみにサマースイトピーというのもありまして、こちらは大変花持ちの良い品種になっています。

花梅

切り花は12月下旬にお正月用の素材として購入できます。

2月の中旬、春めいたそよ風に香るのが花梅。なんとなく懐かしい感じがする柔らかくて強い芳香が魅力です。

お正月用に咲かせた梅は12月の初旬~中旬にかけて切り出したものをムロなどにいれて花を咲かせたものです。露地の梅より香りは薄いですが、それでも芳香を漂わせて春を感じさせてくれます。日本水仙といっしょに飾ってお正月を迎えるのがおすすめです!

カサブランカ

切り花 通年

オリエンタルハイブリッド種のカサブランカはユリの女王とも言われ、花の大きさ、形は根強い人気のある百合です。他のユリと比べると価格も倍はするほど高級な百合です。

香りも他のユリと比べて上品な芳香が際立ち、意外と百合の香りの好き嫌いが分かれる中で、カサブランカの香りは好きと言う人が多いほどです。上級品のカサブランカなら一つの蕾を残さず花を開かせ、香りも長く楽しめるのが特徴です。

球根を植え付けてポットで育てるのも楽しい作業です。

 

気ままに花飾り

気ままに花を飾る

旬のお花や【お花のサブスク】を利用されている方むけにちょっとした素敵なお花の飾り方を紹介しています。

お花屋さんでも扱う品数が少なくなった枝物や毎週入荷するお花で作るお花のデザインを”誰でも簡単に飾れる”をテーマにお花のお手入れ方法なども織り込んで発信しています。

よろしければあなたの花生活に活用してください!

気ままに花飾りですがお花に関する素朴な疑問にお答えします!ご返信に時間がかかる場合もありますが、色々なご質問にお答えします!お気軽にどうぞ!

気ままに花飾りの記事はこちら