アイリスとは?
アイリスはアヤメ科の植物でアヤメ科の植物には端午の節句に飾る花菖蒲や国宝の絵にも描かれる燕子花(カキツバタ)などの品種があり、紫のお花が美しいお花です。
アヤメ科のお花の開花期は品種により若干異なりますが、春から初夏にかけて美しいお花を咲かせて楽しませてくれます。各地に菖蒲園がありますが、5月後半から6月にかけて花菖蒲が見ごろを迎える時期に是非訪れてみてください。
今回は切り花のアイリスを紹介します。
アイリスの出荷時期
11月後半になると少しづつアイリスの出荷が始まります。特に華道向けの需要が多く、枝を活ける際に添え花として使う他、アイリス2~5本のみで伝統的な生花(しょうか)を活けたりします。他に仏花にもよく使われていますね。
切り花のアイリスは冬~春にかけて出荷されています。最近はきちんと最後までお花が咲き切るアイリスが主流となってきました。
アイリスですが、ギフト用に使われることはほとんどないお花と言えます。また近年積極的に販売するお花のお店も少ないですね。前述のとうりスーパーなどでパッケージされた仏花の花束に1本ほど入れてある程度。。。
ちょっと残念です。
飾ってみるとクールなお花なので機会があったらお手元に取り寄せてみてください!
アイリスを和風に活ける
アイリスの魅力は花の色と立ち姿。和風の花飾りにしっくりきます。雛まつりの桃と合わせても良し、桜と合わせても良し。枝物と組み合わせるととっても素敵です。
アイリスは洋風に飾っても素敵
和のイメージが強いお花ですが、洋風に飾るのもオシャレです。アイリスは直線的な姿ですが開花するとまた違った趣になりますね。スイートピーや雪柳のような柔らかい線を描くようなお花といっしょに飾ってあげるとかわいらしさも加わります。
ガラスのフラワーベースに飾ってみました。いい感じでしょ。紫のお花は気持ちを落ち着かせてくれる効果があるそうです。また古来から紫は高貴な色とされ珍重されてきました。このお花を飾るなら紫を邪魔しない色合いで飾ってみるとシックリときますよ!
アイリスのお手入れ方法
アイリスのお花が咲き切るように生け水には栄養剤を忘れなく入れることをおすすめします。またお花の部分がとてもデリケートなので蕾の状態の時期はお花に損傷を少しでも与えるとお花が開花しなくなることもあるので注意が必要です。
少しお花が開き始めのものを選びお花の部分を何かに当てないように注意してくださいね。
筆者が好んで仕入れるアイリスは砂地に近い畑で育てられたアイリスです。とってもしっかりしていてお花もきちんと咲いてくれるブラックマジックと言う品種です。
水をあげる際、茎と葉の根本に砂状の用土が溜まっていますので、一度よく洗い用土を落として花瓶に飾るとお水が汚れません。
また葉を一緒に活けてあげると素敵です。その際は茎を部分的にカットしてあげて好みの長さにしてから花瓶に飾ってあげると良いでしょう。
気ままに花を飾る
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