気ままに花飾り6月のお花特集
6月は目ぼしいお花の入荷が極端に減ります。
また、お花の持ちが悪くなる季節
これは湿度・温度などが影響します。
お花を飾ったフラワーベースの生け水の鮮度をいかに保つかがお花を持たせる
鍵です!!
6月のお花特集
紫陽花
じめじめした梅雨の季節といえば紫陽花ですね。紫陽花は鉢と切り花両方で楽しむことができます。特に鉢は魅力的な商品に恵まれていますので、この時期に購入するとお得です。5月の母の日には、結構な価格で取引された紫陽花もこの時期はお買い得になっています。
紫陽花はご存じの通り雨に打たれる梅雨空に映えるお花。わざとそんなお花を飾って梅雨の雨も味方にしてしまうように飾るのも良いかも!
紫陽花は日本古来のお花で、江戸後期シーボルトに愛されたお花です。現在品種改良された魅力的な紫陽花がずらり。。。特に島根県オリジナル品種は本当に美しく心惹かれる作品です。来年の母の日のプレゼントにも使えますのでチェックしておくと良いと思います!
ひまわり
このところ2月後半にもなると出荷があったりとやや先走り傾向のひまわりですが、やはり夏の気配を感じる頃から飾った方がしっくりきます。
品種改良が進み持ちも良くなったひまわりにはいくつかのシリーズがありますので、色々試すと、面白いですよ。
ひまわりは明るく元気を与えてくれるお花の代表!アレンジにも花束にもおすすめですが、お仏花に入れてあげても良いですね。
ひまわりは眩い太陽の光線をあびて煌めくように咲くお花。長雨のなかブルーな心に勇気をもらえるように飾ってみるのが良いですよね。
どんなシーンにも当面欠かせないお花です。
アンスリウム
アンスリウムは台湾からの輸入品が最も多く、色のバリエーションも多くこの時期ぜひ飾りたいお花です。国産も僅かながら入荷します(品質はものすごく良いです)
サトイモ科のお花で、ハート形をしたお花が可愛いですね。葉もやはりハート型でトロピカルな飾りつけには欠かせないお花です。
お花自体は持ちの良いものです。ほぼ通年出荷されていますが、寒さに弱いので注意が必要です。
切り花として出荷されるアンスリウムには葉がついてきません。ですので別途鉢を購入して葉はそちらから切って使うと良いでしょう。
鉢ですが冬場の温度管理ができれば何年でも持ちますし、お花も簡単に待たせますのでホームインテリアとして購入しておくと良いですよ。
魅力のカラーバリーエーションが楽しいですね!
夏は何度かアンスリウムを飾ってみましょう!
色を違えるだけでこのお花の魅力は広がります。
台湾の蘭
すばらしい出来の蘭は台湾の農家さんから多く出荷されています。種類も豊富で色も素敵なものばかり。トロピカルな雰囲気を楽しみたいなら台湾産の蘭がおすすめです。
バンダ
高級な蘭になりますので1本¥800~¥1000位しますが、大人の雰囲気を醸し出しています。シック・モダンな先鋭的なアレンジにするとその魅力が存分に引き出せます。個性的な熱帯の葉物を使いカラー・フォルムを工夫して飾るにはもってこいの素材です。
オンシジューム
オンシジュームは小さな蘭がボリュームよく花を持たせスッとした長いラインを活かして飾ってあげましょう!!品種改良された落花が少ないものが主流に出回っています。黄色いオンシジュームの取り扱いが最も多いですが、シックで都会的な色のオンシジュームもおすすめです!
レナンセラ
中国南部から東南アジアの亜熱帯に生息する蘭で赤系が多い蘭です。柔らかいラインを活かした飾り方がおススメです。花は根本からびっしり付いている感じです。
ファレノプシス(胡蝶蘭)
台湾産の胡蝶蘭の品質の良さは使ってみるとはっきりわかる程素晴らしいですね。胡蝶蘭は他のお花とあわせるのがちょっと難しいお花です。飾り方を工夫しないとせっかくのお花が。。。という具合に。あまりゴチャゴチャとお花を入れると開店祝いのスタンド花みたいになっちゃいますので、胡蝶蘭が主役になるように飾る方がオシャレです。1本あたりの価格は高価なものになっています。ここぞ!と言う時にお取り寄せしてみてください!
参考価格は1本¥2000前後というところです。
胡蝶蘭の切り花を常時並べている花屋さんはそんなに多くないと思います。胡蝶蘭の切り花をお求めになりたい場合は農家さんから購入するのも良いかと思います。
飾り方
背の高めのガラスのフラーベースにお花を垂らすように飾るだけです。
アイビーなどのグリーンを少し添えるとまた違う雰囲気になり素敵です。
他のお花と違って長持ちします。上手に管理すると1か月は持ちます!!
青い花/ラクスパー/ラベンダー
千鳥草(ラクスパー)はデルフィニュームに近い品種。柔らかいラインを活かしたお花飾りにすると素敵です。6月頃花を咲かせます。寒さに強いお花なのでお庭に植えておけば毎年お花を持たせてくれます。
ラベンダーの魅力は美しいブルー・紫の花色と芳香のすばらしさ
切り花としては主にドライフラワーを使用しますが、鉢で購入するのがおすすめです。
ラベンダーにはいくつか種類がありますので、特に香りが強いものを選びたい場合はイングリッシュラベンダーがおすすめです。
お庭に植える場合は多湿を嫌うので秋に植え替えるのがおススメです。
ベロニカ
ベロニカ
お花がトラの尾っぽに似ていることから虎の尾とも呼ばれクガイソウという呼び方もあります。
この時期盛んに入荷し、ブルー・ピンク・白と色があります。
花束やアレンジメントにアクセントとして使われる事が多く高原のお花をイメージした草花調(自然調)のデザインに使うと良く映えるお花となっています。
ギガンジウム
紫のネギ坊主のようなお花は、咲いてゆくにつれ10cmほどの大きな玉になります。
お花の特徴を活かした大きな作品に入れられることが多いお花ですが、壺に数本を生けるだけで存在感抜群のお花になります。
茎を切ると赤い液体が染み出てくるので洋服に付着しないよう気をつけましょう(白い生地に付着した場合なかなか落ちませんのでご注意を!
ビビットなカラー
ビビットなドキッとするような色のカラー
小ぶりなサイズを中心に出回り都会的な大人のデザインに向いています
紫や赤といったお花と組み合わせてアレンジするのがとってもおしゃれです。
花リョウブ|木苺ベビーハンズ
この時期、貴重な枝物として出荷されています。
涼しげな白いお花が付いていて風にそっと揺れるようです。
高原を思わせる草花といっしょに飾ってみてはいかがでしょう?
ジメジメした気分を払いのけてくれるようです。
まるで赤ちゃんの掌のような形がいいですね。
こちらは木苺という品種の枝物です。
本来木苺の葉の部分は、1枚1枚かなり大きめの葉ですがこのベビーハンズは小さめなので、花束やフラワーアレンジメントに使いやすい大きさとなっています。
水上りも良く、コンパクトなタイプの扱いやすい枝物になります。
ひまわりと高原の草花
ひまわりを上手に飾りたいなら、高原を思わせる草花を添えるのがおすすめ!
元気をくれるひまわりですが、添えるお花によって雰囲気もガラッと変わります。今回紹介するのは高原で優しい風に揺れているような柔らかい草花。このような草花に囲まれていると、ひまわりがにっこり笑っているように見えませんか?
ハイブリットスターチス
近年品種も充実。色のバリエーションも豊富になり、6月はかなり充実して入荷します。
ハイブリットスターチスは、簡単にドライフラワーになりますので、そのようにしたい場合は、水に挿さずにすぐに乾かすことで、色ぬけを防ぐことができます。
瑠璃玉アザミ【ベッチー・ブルー】
鮮やかなブルー(瑠璃色)がなんとも魅力的な瑠璃玉アザミは夏本番へと向かう6月後半から入荷が始まります。
瑠璃玉アザミでも特におすすめはベッチーブルーという品種。
花束・アレンジメントにこの時期欠かせないお花です。
一輪を取り寄せて飾ってみれば色合い涼しく心を落ち着かせてくれそうですね。
茶系のひまわりも素敵
ブラックや白系の変わったひまわりもあります!
シックなお花を飾る時のコツはグリーンを数種使うと綺麗にお花が入ります!
おなじみのオレンジや黄色のひまわりは元気を与えてくれるビタミンのようなお花ですが、茶系のひまわりはシックで大人の雰囲気を演出してくれます。
抑え気味のカラーコーディネートでたまにはお花を飾ってみるのも良いですよ。
やわらかい感じの草花 マウンテンミント|利休草
マウンテンミント
利休草
6月のお花は草花が豊富に入ってきますので、優しい風に揺られるような高原をイメージさせる草花を飾ると素敵です。
花瓶に”すっと”他の少量のお花といっしょに飾ってみましょう!
清涼感がでていい感じになります!
気ままに花を飾る
旬のお花や【お花のサブスク】を利用されている方むけにちょっとした素敵なお花の飾り方を紹介しています。
お花屋さんでも扱う品数が少なくなった枝物や毎週入荷するお花で作るお花のデザインを”誰でも簡単に飾れる”をテーマにお花のお手入れ方法なども織り込んで発信しています。
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