ワインを楽しむためには、ちょっとした(豆のような)知識があると世界が広がって楽しいんです。例えば、スペインのワインなら、その産地の気候や文化を調べているだけで、そこに行ったような気分になったりして、おまけに郷土料理の画像を見ているとお腹もすいてきて。。。そんなふうにワインやマリアージュな関係のチーズやお料理を楽しみながらワインとふれあいませんか?
ワインをうーんと楽しむ
ワインを銘柄で選んだり、生産地・品質といったブランドで選ぼうとすると、かなりの知識がいりますが、趣味的に調べてゆくと奥が深くて結構楽しいものです。
私はお料理が好きなので、ワインに興味があり、ほんの少しだけ「このワインはおいしいね!」程度の自信?があるほうですが、だからと言って、このワインはフランス産 ロワールのミュスカデ!酸味が豊かでさっぱりした辛口さ!なんてことは、とても言えるレベルじゃないです。
ちょっとした高級レストランに行けば、ワインリストの一番上か2番目のワインを「どうか品切れでありませんように!!と念じながら」恐る恐るオーダーしているような私ですが、余裕のある方は、レストランのソムリエにお料理に合ったワインをマリアージュしてもらって楽しむのも良いですね。
料理にあわせてワインを選ぶマリアージュ、自分でマリアージュするのって知識がないとダメって思っていませんか?そんなことないです。ワインは楽しむためにあるもの。高級ワインだけがワインではありませんし、温度がどうの産地がどうのって、それだけを講釈をしてたら楽しくないです。結局、How to enjoy wineなんですが、少しだけでも知識を得て自分の好みやそのワインができる国の地形や土壌やそこに暮らす人々を想像してみると結構楽しめちゃうんです。
ワインの歴史を少し
世界各国でワインは作られています。これほど広い地域で作られているお酒が他にあるでしょうか?ワインを作るためのブドウの樹は人類が誕生する前からあったと言われてます。
ワインについての文献として古いものは旧約聖書があるそうです。旧約聖書の創成期には洪水がおさまった後、箱舟から地上に降りたノアがブドウを作る話がのっていて、”ノアは農夫として初めてブドウを植えた”とあり、”彼はブドウ酒を飲み酔っ払い、天幕の中で裸を出していた”とあり、神によって選ばれたノアでさえもワインの味に酔いしれていたというお話があります。
ワインはその後ローマに伝わり、ローマ人の手によってヨーロッパ全土に広がりました。そしてヨーロッパの各国が17~18世紀にかけてアメリカ、オーストラリア、アフリカなどの植民地にブドウの樹を植え、ワインづくりを世界に広めていったのです
ワインの主生産国
ワインの生産国は世界中と言っても過言ではないと思いますが、ぶどう栽培に適した年間平均気温は10℃から20℃の地域が最適だそうですね。2つのリボンがあって北半球はポルトガル~スペイン~フランス・ドイツ・イタリア~日本~アメリカ・カリフォルニアのベルト|南半球なら南アフリカ~オーストラリア~チリのベルト。
なるほど、お店で陳列されているワインの主生産国ですね。最近は温暖化の影響でぶどう栽培に影響が出ていると聞くこともしばしば。なんとかしないといけないですね。
フランスのワイン
ワインと言えばフランス!とフランスの友人が自負していました。ハイハイ!フランスの地図を広げてみると聞いたことがあるワインの名前がいっぱい載っていて、まるでワインの商品分布図のようですが、これはワインの名前に生産地の名前が付けられている事が多いために他ならないと言うことだそうです。
フランスワインはワイン法に基づき、その品質によってタイプ分けされているのだとか。
- A.O.C.ワイン (原産地呼称統制ワイン) ワインを作ったぶどうの原産地(地域・村・畑)を細かく限定するワイン。
- ヴァン・ド・ペイ ぶどうの産地のみを限定したワイン。AOCワインよりも規制が少ない分価格も手ごろで、探してみると良いワインに巡り合えることも
- ヴァン・ド・タブール どこの産地のぶどうをブレンドしてもいいという、規制を受けないワイン。ブレンドすることにより製造コストをおさえたワイン。おいしいか否かは生産者次第。
ボルドー、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ、ロワール、シャンパーニュ、アルザス、プロヴァンス、ラングドック
ドイツのワイン
ドイツのワインと言えば、黒猫のラベルを思い浮かべる方も多いでしょう。この黒猫の由来は、ある日ワインカーブの樽の上に一匹の黒猫がのっていました。たくさん樽はあるのに、どうしてこの樽の上にのっているのだろうと思って店主が、その樽のワインをを飲んだところ非常においしかったそうです。そこからおいしいワインのシンボルマークに黒猫が使われるようになったといお話です。
ドイツワインはその品質によってタイプ分けされています。
- Q.m.P (肩書付高級ワイン)
- トロッケンベーレン・アウスレーゼ (貴腐ワイン)
- アイスワイン (貴腐ワイン)
- アウスレーゼ (甘口ワイン)
- シュベトレーゼ(遅摘み甘口ワイン)
- カビネット(それほど甘くない食中ワイン)
- Q.b.A (上級ワイン)黒猫ワインの多くがこれ
- ターフェルバイン(生産地を限定しないタイプ)
貴腐ワインはコクがあって甘い高級なワイン。ドイツでは、冬場のホットワイン(グリューワイン)が風物詩ですね。
モーゼル、ラインガウ、フランケン、ラインヘッセン、プファルツ
イタリアのワイン
ワインの生産量と輸出量がトップクラスのイタリアワインは、南北に伸びるイタリア全土でワイン醸造が盛んなため、味のタイプはバラエティーに富んでいるそうです。イタリアでワイン作りがはじまったのは、フランスよりも早く、ローマ時代にヨーロッパ全土にワインを広げたそうです。
イタリアではワインの品質向上のために原産地呼称管理法が制定され、それにともなってタイプが分けられています。
- D.O.C 特定の地域で生産されたぶどうかから作られるワインで、ぶどうの品種や品質、生産者についてなど厳しい条件を満たしたワインです。
- D.O.C.C D.O.Cタイプのワインの条件をさらに細かくした規定をクリアしたワインです。
- ヴィーノ・ダ・タヴォーラ 原産地を特定しないワインのことで、高級なものから手頃なものまであるそうです。
ピエモンテ、ヴェネト、エミリア、ロマーニャ、トスカーナ
スペインのワイン
スペインのぶどう畑の広さは世界一ということです。スペイン全土でワインが生産されていて、中でもリオハ地区はスペイン最古のワイン産地で、国内の他の産地に比べて、厳しい品質管理がされているということです。リオハの赤ワインは有名で、それは次のような歴史があるそうです。
19世紀の頃のフランスのボルドー地区でフィロキセラという害虫が異常発生し、ボルドー地方のぶどうの樹が全滅寸前になり、困りはてたぶどう園の主人たちがスペインに移住してきて、フランスのワイン醸造が伝えられ、赤ワインの製造が増えたと言われています。
スペインのワインの原産地呼称法にはD.Oというものがありボトルの後ろにD.O(生産地)を表す地図ラベルが貼られています。
リオハ、ペネデス、リベラ・デル・ドゥエロ、リアス・バイシャス
アメリカのワイン
アメリカワインのほとんどが、ご存じのとおりカリフォルニアで作られています。カリフォルニアのワインはかつて、フルーティーで軽いタイプのワインとして知られていましたが、今はしっかりとしたボディーのワインが主流になっています。カリフォルニア以外でもニューヨーク州、ワシントン州、オレゴン州やテキサス州でも上質なワインが作られているそうです。
アメリカのワインは品質によって次のタイプに分けられています。
- ヴァラエタル・ワイン |ワインのラベルにぶどうの品種と産地が書かれていて、最も多く見かけるワイン
- プロプライアタリー・ワイン |各ワイナリーの商標ワインで、メリテージュワインといって数種のぶどうをブレンドして作られる。
- ジェネリック・ワイン |カジュアルワイン
ナバ・ヴァレー、ソノマ・ヴァレー、モントレー、カルネロス、メンドシノ
オーストラリアのワイン
気候といい降水量といいワイン作りに適した国のオーストラリアワインの歴史は、アメリカ同様に浅いのですが、恵まれた環境により大きなワインの産地となっています。
オーストラリアでぶどう栽培が始まったのは植民地時代のことだそうで、ニューサウス・ウエールズ州をイギリス軍が占領し、ぶどうの樹を植えたのが最初とか。それから200年以上立った今、世界中から注目されるワインの産地になったそうです。
ワインのタイプは、
- ヴァラエタル・ワイン | ラベルにぶどう品種が書かれ、2種以上のぶどうをブレンドして作っている場合でも使用品種をすべて記載ワインもあり、生産地やワイナリーの特徴を安心して楽しめます。
- ジェネリック | カジュアルワインで、ラベルにはメーカーのブランド名やヨーロッパの産地が書かれていたりするそうです。
サウス・オーストラリア州、ニューサウス・ウエールズ州、ヴィクトリア州
ポルトガルのワイン|他の国のワイン
ポートワインの産地として有名なポルトガルワインには、お菓子作りや料理に使われるマデラ酒が有名です。ポルトガルワインはロゼワインが有名で、品質も良く多くのロゼワインを輸出しています。ポルトガルのワインの産地は北の地域に集中しているそうで特に有名な産地はヴィニョ・ヴェルデとドロウ川流域だそうです。
このほかにも最近はチリや南アフリカのワインは品質的に特にいいですね。安いフランス産のワインを買うならこちらの国のワインの方が断然良かったりします。
ヨーロッパでもほぼ全域でワイン作りは盛んですが、自国のみで消費されていたりして、なかなかお目にかかれません。特にスイスのワインは美味と聞いているのですが、こちらの国も自国消費だそうで、スイスのお友達もスイスチョコレートは持ってきてくれるも、いまだスイスのワインにはありつけてないです。。。
JAPANのワイン
日本にワインが入ってきたのは戦国時代のことで、ポルトガルやスペインから入って来たのが始まりです。しかし実際にワインが作られるようになったのは明治以降のこと。
日本の国産ワインに使用される代表的なぶどうは甲州種が多く、甲州種はかつてヨーロッパからシルクロードを渡って日本にもちこまれたと言われていて、日本で栽培されるぶどうの中でも最古のものだそうです。
その後ぶどう作りとワイン作りの中心となったのが山梨県であることは周知の事実で、ぶどう作りに適した土壌と気候がヨーロッパのそれと似ていたためワイン作りが盛んになったということです。ワイン産地の代表は山梨県ですが、北海道や長野・栃木などでも品質の良いワインが作られてます。
日本のワインですが、近年海外からの評価がとても高いですね。これはとっても嬉しいことです。国内産なら地理的にもワイナリーを訪れるのに苦労しません。素敵な地ワインとの出会いも楽しみですね。
古樹白ワイン自家栽培樹齢60年古樹甲州864本限定なんていうワインもちょと試してみたいですね。
ワインラベル
ワインのラベルにはそのワインの味や特徴などのヒントがたくさん込められていて、コレクションする方も多いとか。高級なワインをレストランで頼んでみたらラベルをはがして記念にプレゼントしてくれる気の利いたレストランもあります。
ワインのラベルは”エチケット”とも呼ばれていて、人間でいう履歴書のようなもの。ワイン通の間ではラベルを見れば味がわかるといわれるほど、ラベルにはそのワインの味の情報が満載されているそうです。
ずいぶん昔のものですが、今はない赤坂プリンスホテルのLe Trianonでシャブリ・グラン・クリュを楽しんだ時のお土産
ワインラベルを見てもフランス語であったり、スペイン語であったりと解読不能文字が記載されているのですが、この解読不能文字を調べたりしているうちに、ちょっとした語学勉強ができちゃうのもいいとこです!!
ソムリエって難しい仕事?
お食事のメニューと相性の良いワインを希望価格で提供するには、多くの知識と感が必要です。その重要な役割を果たすのがソムリエのお仕事です。
名ばかりのソムリエは数多くいるでしょうが、本物のソムリエになりたいなら多くの知識と経験を積まなければならないのが、ソムリエという偉大な職業の難しいところ。まず、ワインは世界中で生産されていて、その土壌や気候・ぶどうの品種によって味も千差万別。これを頭に詰め込むだけではなく、感覚で覚えていかなければならないですし、”センス”も必要となってくる訳です。
ワインと食事のマリアージュ
gastronomy”食文化”にとって食中酒の存在は大きいですね。ヨーロッパやアメリカの著名人や政治家はお酒に関しての見識を高めるため、たくさん勉強するほどだそうです。なんだか頷けますね。結局、本音と建て前のシビアな議論を交わしながら様々な問題なり商談を決着していくには、なにかクッション的役割のものがないと行き詰っちゃいますからね。そこで活躍するのが、食事やワインだったりする訳です。
「ご当地の美味しいお酒」と「ご当地自慢のグルメ」セット通販サイト【SAKEぐる】
お食事のメニューとの相性の良いワインを求められた価格で提供するには,ワインの知識同様に料理に対する幅広い知識とセンスが必要になります。
ソムリエになりたいあなたへ
ソムリエとはその昔、貴族が旅に出る際にお供して馬の面倒をみたり、食料の管理をしていた人たちのことを言いました。それが、現在ではホテルやレストランでワインを販売したり、食事に関するあらゆる飲み物のサービスをする職の人のことを言うようになったのです。
ソムリエという職業ですが、フランスでは国家資格となっており、資格を有するには、難関を突破しなければならないほどで、その地位は高い職業とされています。
日本のソムリエ資格はどうでしょうか?
日本にはソムリエの国家資格がないので、民間資格を受講することになります。国内でソムリエの資格試験を行っている団体は、「日本ソムリエ協会」と「全日本ソムリエ連盟」のふたつです。それぞれのカリキュラムで受講し、資格試験を受験することができますので、目指す方向性を見極めたうえで受講してみてはいかがでしょう?
日本ソムリエ協会
一般社団法人日本ソムリエ協会は、わが国における食文化に携わる人々の資質の向上と飲料に関する知識の普及、サービス技術の向上、飲食を提供する環境の衛生的確保などに関する事業を行い、これらの事業を通じて、人々に食文化の向上および豊かな食生活を提供し、食文化に携わる人々の社会的な向上をはかり広く社会へ貢献することを目的として設立されました。
こちらの資格を受験するには、職務経験の規定があるため業務経験者向けの協会かもしれません。また国際ソムリエ協会に加盟している団体です。
全日本ソムリエ連盟
独自のカリキュラムで(ワインコーディネーター/ソムリエ)を育成してる団体。受験資格は特になく、経験を問わず受験することが可能です。
ソムリエ=高級フランス料理店のソムリエと言うわけではないと思います。お酒を扱う小売店勤務でスキルアップしたい方、旅館関係でワインを扱うために学ぶ方、などワインの知識を広げて自営の業務に役立てたい、特に酒屋さんならワインアドバイザー/コーディネーターを目指すのも良いと思います。
ワインを楽しみながら学ぶ
専門的なワインの知識を駆使して職業として成立させるには、相当の努力が必要ですが、ゆっくり自分のペースで楽しみながら学ぶなんていう道もあります。
料理とのマリアージュは、お料理の一皿がどのようにして出来上がるのか(レシピ等も含めて)を知らなければ成り立ちませんが、楽しみながら、食べながら、飲みながらだったら楽しいですよね。ワインラベルを見ただけで味がなんとなく想像できるようになれたら、これまた嬉しいです。そのような方なら無料体験型の講座に参加するのも良いと思います。
マリアージュな関係でいえばチーズとの組み合わせが基本ですので、チーズの講座があったり、お料理の講座があったりするようなバリーエーションがある講座がおすすめです。
ワイン初心者からソムリエ資格取得まで【アカデミー・デュ・ヴァン】
ソムリエにワインを選んでもらい、楽しみながらワインの勉強をするのも良いでしょう。
「日本ソムリエ協会(J.S.A)の資格」、 世界最大のワイン教育機関が認定する 「WSET Level3以上の資格」 を持つ知識と経験が豊富なエキスパートが、 要望にあったワインをセレクトしてくれるサービス。「おまかせ」で選ぶこともでき、 お届けするワインに関してのメッセージ (特徴、最適な料理、おすすめの温度などについて) もつけてくれる。3千円からいろいろな価格帯があり、甘口~辛口はもちろんのこと、各ワインのボディも任意でリクエストできる。メッセージを添えてリクエストすることもできるので、例えば「5000円の予算でレアなワイン。スパイシーで芳醇な雨上がりの森を歩いているようなワインをお願いします!」とか「手頃な白ワイン。お寿司にぴったり合うようなワインを」など、自分が興味あるシーンを思い浮かべてオーダーすのも良いだろう。ソムリエが最適なワインをお届け【Pocket Sommelier】
自宅で自己学習をしたい方にはおすすめですね。
形からワインの世界に入門する
なにをやるにおいても最初は形から入るのが最もベスト。口触りのよい上質なクリスタルグラスを調達してみることも大事かなと思います。
赤・白兼用ワイングラス
シャンパングラス
ブルゴーニュ用のワイングラスピノ・ノワール種はもちろん、ガメイやカベルネ・フランなどの葡萄品種から造られる、エレガント系の赤ワインに合います。
モンラッシェやムルソーなど熟成した白ワインにも
1823年創業。 ロブマイヤーはハプスブルグ家ご用達の栄誉を授かるオーストリアのもっともグレードの 高いガラス工房です。鉛を一切使用しないカリガラスへのこだわりは職人技による手作りへのこだわりが必然です。環境問題がテーマの一つとなった2008年洞爺湖サミットの晩餐会でロブマイヤーが 使われ話題になりました。
ソムリエナイフならデザインが素敵なものがおすすめ!
ワインクーラーは氷と水をはったバケツ状の容器が一般的ですが、水滴がポタポタとテーブルに落ちるのが難点ですよね。それ用に布巾を用意する必要もあります。最近は保冷剤を巻くタイプのおしゃれなワインクーラーもあるのでご参考に!
ワインラックはインテリアとしておしゃれなほうが良いですね。ワインをまとめ買いした場合など役立ちます。
ワインパニエはおしゃれなソムリエ用品。ワインセラーから取り出したワインボトルを寝かせたままつぎやすくするもので、ワインバスケットとも言われています。
デキャンティング
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ワインQ&A一例
醸造主は蔵にカビが生えていることを誇りにするほどです。つまりカビが生える環境がワインの醸造には適していると言えるのです。ワインを開ける際に拭き取れば心配いりません
現代の食事は酸性食品が多く酸性過多になりがち。健康を保つなら弱アルカリ性の状態にするのが良いとされています。ワインはアルカリ性食品なので、食事と一緒に摂取することでバランスを保つ効果があります。またミネラルが多いので新陳代謝効果も期待できますが、あくまでもアルコール飲料なので摂取する量に気を付けることが必要です。
アルコール飲料の中でワインのカロリーは普通程度です。ただ、ワインのいいところはアルコール飲料の中で唯一アルカリ性ですので、健康に気を使っている方で、ワインの愛飲家が多いのも頷けます。それよりも、ワインといっしょに頂くおいしいお食事の食べ過ぎに気を配られてはいかがでしょか?
チーズとワインはそれぞれ、産地の気候や風土にあわせて作られるという点で共通しており、チーズの味を最大に引き出すパートナーは、ワインをおいて考えられません。基本的組み合わせは、白カビ系のソフトタイプのチーズならフルーティなワイン。塩分の多いハードタイプなら酸味のあるワイン。青かびなどウォッシュタイプならコクのあるワイン。自分の好みでいろいろ試してみてください!!
ワイン用語集
アロマ | ぶどうの果実そのものの香り |
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アロマタイズド・ワイン | ワインにスパイス類や果汁を加え、香り高いワインに仕上げたもの |
ヴィンテージ | そのワインに使用されているぶどうが収穫された年のこと |
ヴィンテージ・イヤー | 天候に恵まれて良質のぶどうを収穫することができた年のこと |
ヴィンテージ・チャード | ワインは銘柄が同じでもぶどうの収穫年により味は様々。よってワインの産地と年代を表にし、どの地方の何年に作られたものが飲み頃かを記号で表したもののこと |
エチケット | ワインボトルについているラベル |
オリ(澱) | ワインの成分が時間がたつとともに不溶性に変化してボトルの底にたまってきたもの。人体に影響はない。飲む前に静かにボトルを立てて、デキャンティングする。年代物のワインに多い |
カーブ | ワインを保管するワイン倉庫 |
貴腐ワイン | 貴腐菌がついてるぶどうから作られたワイン。貴腐菌がつくとぶどうは糖分だけを残し水分を蒸発させる。糖分を多く残した貴腐ぶどうを作ることは難しいため、貴腐ワインは高価。 |
シェリー | 醸造中のワインにブランデーを加え、アルコール度と香りを高めて作ったワイン |
シャトー | ワインを醸造するためのぶどう園 |
シャトー元詰め | ぶどう園の経営からワインができるまでのすべてをそのシャトーで行っていること。ボトル詰めだけを他の会社が請け負う場合もあるが、ワインの品質としては、シャトー元詰めのものが最高 |
シャンパン | 炭酸ガスを含んだ発泡酒の一種で、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけがシャンパンと呼称される |
醸造酒 | 発酵作用のあるものを使用して作られたお酒 |
スティルワイン | ワインの醸造において炭酸ガスを残さず仕上げたワイン。ワインのほとんどがこのタイプ |
スパーリングワイン | 炭酸ガスを含んだ発泡酒。スパークリングワインは、フランスではヴァン・ムスー、ドイツではゼクト、イタリアではスプマンテ |
ソムリエ | レストランなどの飲食店においてワインのサービスはもちろんこと、お水や食後のコーヒーにいたるまで飲み物全般にわたりサービスをする人物のこと。女性の場合はソムリエール |
ソムリエ・ナイフ | ワインボトルのトップについているキャップシールをはがすためのナイフも付いたワインオープナー(栓抜き)のこと。 |
タンニン | ぶどうの果皮と種に含まれている成分で、ワインの味に渋みを加える成分 |
テイスティング | ワインの色。香り、味を見ること。ワイングラスに⅓程ワインを注ぎ白いものをバックにワインの色をみます。色が透き通っていればOK.次に軽くグラスを回し、香りを立たせます。このときすっぱい香りがしたらワイン状態はあまり良いとは言えません。最後にワインを口にふくみ、軽く口をゆすぐような感じで味をみます |
デキャント | 澱の多い赤ワインから澱を取り除くためにワインを移し替える容器 |
デキャンティング | デキャントにワインを移し替える作業のこと。デキャンティングする主な目的は、年代物の赤ワインなどにできた澱を取り除く、年代の若い赤ワインや白ワインにまだ固さが残っている場合などに空気に触れさせて、柔らかさを出すためにデキャンティングすると効果的 |
テーブルワイン | 気軽に楽しめる日常的なワイン。価格も比較的手ごろなワイン |
ネゴシアン | ワイン商のこと。ワインの流通に欠かせない存在でシャトー元詰めワインをあつかうかたわら、各産地からワインを買い付けて独自にブレンドしたワインを作っている |
ハウスワイン | それぞれのレストランで、そのお店の料理と相性の良いワインを手頃な価格でグラス売りしているワインのこと |
フォーティファイド・ワイン | アルコール強化ワイン。醸造中のワインにブランデーなどを混ぜ、アルコール度数を高めたワイン。シェリー酒が代表的 |
ブーケ | ワインから香る熟された香り |
フレーバー | 口の中でワインの味と香りが一体となった状態 |
フレーバードワイン | アロマタイズドワインとも呼ばれ、ワインの中に薬草やはちみつ、果汁などを加えることで、味や香りに変化をもたせたワイン。サングリアはこのタイプ |
ボジョレー・ヌーボー | フランスのブルゴーニュ地区、ボジョレー地区で作られる新酒、ボジョレー以外にも新酒はあるが、解禁日が11月の第三木曜日ということで有名になったのがボジョレー地区の赤ワインです。 |
ホストテスト | レストランなどでワインを注文した際にそのワインの品質を確かめるテストのことワインの色・香り・アジトテストする |
ボディ | ワインのコシを表す言葉。味の厚みやコクを表すときに使い、それぞれコシが強い順にフルボディー、ミディアムボディー、ライトボディーと表す |
ポートワイン | アルコール強化ワインの一種で、ポルトガルのポルト港から出荷されることから名づけられたワインのこと |
ワイナリー | ワイン醸造所 |
ワインオープナー | ワインボトルのコルクを抜くための栓抜き |
ワインカクテル | ワインをベースに作るカクテル。代表的なカクテルは、キースロワイヤル |
ワインクーラー | ワインを冷やす容器。水と氷を入れ、ワインボトルを冷やす |
ワインギフト
ワインギフトはとっても便利な贈り物に。お手頃なものから少し高価なものまで幅広く選べるのが良いところです。おうちにお呼ばれされた時に持参するお手頃なワインからお祝い事にする高価なワインまで幅広く揃うのが嬉しいですね。つまりシーンごとに価格を設定してギフトにできるし、ちょっと知識がある方への贈り物なら、その価値もよく理解してくれるはず。アルコール飲料が飲めない方以外にはとっても便利なギフトです!!
オリジナルラベルでワインを贈りませんか?【シエル・エ・ヴァン】
How to enjoy wine
ワインはとっても奥の深いアートのようなもの。歴史があり、その土地の気候や風土や郷土料理、なによりもそこで暮らす人々の息吹きを感じさせてくれる飲み物です。レストランでワインのボトルをエレガンスにあけるソムリエはかっこいいですし、そのワインのストーリーを語ってくれるワインアドバイザーもまた、素敵です。皆で食事を囲んで頂くワインもまた最高ですよね。ワインの豆知識もさることながら、結局のところHow to enjoy wineでいきましょう!
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