国産薔薇の魅力｜fragrance4187.com

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薔薇の魅力

薔薇の魅力

薔薇の魅力は、見た目の美しさや優雅で気品にあふれた香り、遥か昔より人を魅了してきた花でもあり、その記憶がカケラとなって現代を生きる人々に受け継がれているのでしょう。

薔薇といえば赤やピンク、黄色、誰もが知っている一般的な色をはじめ、褐色系の複雑な色もあり、市場にでまわる薔薇の品種はとても多く、色も多岐にわたります。例えばピンクなら色の濃いピンクから上品なクリームがかったピンク、縁どりが美しい複色系まで、薔薇を特に多く揃えているお花屋さんに赴けばきっと目を楽しませてくれるはずです！

花屋さんにある薔薇は品種改良をすすめ花の色合い・形状をより使いやすくしたモダンローズと言うものですが、園芸用のオールドローズのような形状の薔薇も切り花で出荷されているので、興味がある方は一度購入してみてください！

オールドローズ

モダンローズ

ここでは、モダンローズを扱います。

花言葉

花言葉

薔薇の花言葉は（愛）（美）に由来するものが多いですね。赤なら「あなたを愛してますとか情熱」とストレートです。白は「尊敬や純潔」と赤とは違った崇高なニュアンスに。黄色は「友情とか愛の薄らぎ」と微妙な感じになります。色によって花言葉が変わってくるので、花言葉を気にする方に薔薇の花をプレゼントするときは、ちょっと気を付けた方がよさそうですね。

一年じゅう出荷される薔薇

薔薇の出まわり時期ですが通年で出荷されています。ただ、季節によっては花の状態があまり良くない時期もありますし、色によっては価格がバンと跳ね上がる時期があります。

薔薇は暑さが大の苦手です。高温になりがちな夏にはダメージを受けて、輪が小さくなる、発色が悪くなる、などの障害が出やすいため、酷暑の期間は扱いがちょっと大変になります。特に旧盆から9月のお彼岸あたりまでは、顕著になりますよ。

赤い薔薇に関してはクリスマス直前からお正月向けの、赤いもの需要が上昇する年末は、相当な上げ幅になりますし、冬場はハウスの燃料費がかかるので、春のお彼岸位までは、ある程度、高値水準の推移となります。

では、薔薇の求めやすい価格の時期はいつでしょうか？

比較的価格がお安い時期は、母の日が終わってから、イベントの少ない7月中旬といったところでしょうか？これには相場があるので、一概には言えませんが。6月ならブライダル需要が多い週末に向けての仕入れで水曜日は薔薇が高かった。という事もあります。比較的薔薇をお安く購入できる時期は初夏と覚えておけば良いでしょう。

薔薇の規格やあれこれ

なぜ切り花の薔薇は咲かないの？

と聞かれることがあるのですが、そもそも咲かない薔薇はたくさんありまして、蕾のまま咲かずに花首が下に垂れて終わりとか半分くらい開いて終わりの薔薇もあるわけです。　　この薔薇はとても長く持ってくれるのですが、薔薇らしく咲かない品種なのです。ただしほぼこの状態のまま長く持ってくれるので、こういった性質の花は、週替えの定期装飾に使ったり、お嫁さんのブーケにもアレンジの仕方によっては、向いてる薔薇です。では、蕾のまま咲かない薔薇とは、つまり最初から咲く力がないという事になります。これは輸入品に顕著に現れますし、お安い薔薇で蕾が固いものは、ほとんど綺麗に咲かずに終わってしまいます。ですので、薔薇を買う時は、お花屋さんに咲くタイプの薔薇はどれか？を確認すると良いでしょう！きっと丁寧に教えてくれますよ。あとは、国産の薔薇ですと50㎝から80㎝の茎の長さの規格がありまして、50㎝はM/60㎝はL/70㎝はLL/80㎝はLLLとなってます。ご自宅で飾る場合はM～Lの質の良いもの、ギフトならL以上の規格の秀品を選ぶと間違いないと思います。ちなみに10㎝丈が長くなると価格も上がっていきますので、ご参考に。

薔薇を長く持たせるもあわせてお読みください！

国産薔薇の魅力

国産薔薇は実に多くの品種に恵まれていて花をつくる農家さんの真摯で丁寧な仕事ぶりが、花の箱を開ければぐっと伝わってきます。中には芳香を漂わせている薔薇もございますので、フレグランスローズをお手元に取り寄せて香りを楽しむのも良いと思います。市場によっては、フレグランスローズであることを記載しているので、お花屋さんにお尋ねください。

国産薔薇の凄いなと思えるとこは、花が美しいのは当然なのですが、茎も大変美しいのです。これは、毎回扱っていて思うのですが、曲がりが少ないし茎そのものが生き生きとしてるんです。

品種改良が進み、痛ーいトゲが少ない、ほとんどない薔薇も多くて花の下処理が大変楽になっているのですね。とげが多いと、そのとげをナイフで削ったりして茎にダメージを与へ、水あげや花の持ちに影響を与える結果となるのです。是非お花の部分だけでなく茎をチェックして素敵な薔薇を買ってみてください！

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薔薇一本の価格が激しく違う理由

いくら国産の薔薇と言っても農家さんによって力量が違ってきますし、季節によっても出来具合が違ってきます。ちなみに画像のピンクダイアモンドと言うピンクのポピュラーな形状の薔薇なのですが、夏場に2週間はも持つ薔薇です。（メンテナンス次第ですが。。。）

しかしながら、産地によって、残念ながら花の持ちや花の出来がかなり違ってきます。薔薇にこだわりを持つお店なら「誰々さんのあの薔薇の仕入れしかしない！」と決めている花屋さもあります。そのような花屋さんを探してみてください！きっと価値ある薔薇を手に入れられとおもいます。

そこで、なぜこんなに一本当たりの価格が違うのか？です。花は規格分けされて市場で販売され、花の形状・状態・長さ・ブランド・季節の気感”つまり景気ですね”で販売価格が毎回更新しておりまして、出来のいい秀品となると予約または相対分荷で各店に引かれていくので、価格は高水位をキープするわけです。

そのためこんな高級な薔薇をこんなに安く買えたぞ！とは、なかなかいかないのですね。そのような流れから高品質でだれもが欲しがる薔薇は、それ相応の価格になります。街の良心的な花屋さんで300円から600円で売られている薔薇はそれなりの価格で仕入れていると言えるでしょうし、そのランクの薔薇を利用するのが無難でしょう。また同じ薔薇でも高級店では、その倍くらいの価格を覚悟しなければなりませんね。

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メッセージを薔薇に託して

古代から人を魅了してやまない薔薇、メッセージフラワーとしての役割

本数による薔薇のメッセージ性

薔薇の花言葉は（愛）（美）といったふうにメッセージ性に富んでいますよね。なかでも告白やプロポーズといった普遍的要素に利用される赤い薔薇を誰もが思い浮かべると思います。実際どんな風に利用されているか？ざっくり記載します。

告白；一本の薔薇は一目ぼれを意味するそうです。
プロポーズ　；12本の薔薇はダーズン（ダズン）ローズとも呼ばれ、「結婚してください＝あなたを幸せにします」という意味を持ち、プロポーズフラワーとしてもピッタリな花束だそうです。）感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠の12本）
プロポーズ大作戦

恒久・永遠；50本の薔薇の意味だそうです。なるほど金婚式ですね。

メッセージを本数に託して薔薇を贈るのも素敵ですし、アニバーサリー（記念日）にもおすすめですね。

50本の薔薇

色別に見る薔薇の傾向

（スタンダード薔薇＝一本立ちの薔薇）

色で見てゆくと淡くクリームがかったピンクやドキッとするようなカラフルなピンク、ややくすんだ上品なものまでピンクの薔薇の品種は実に豊富ですね。花の咲き方もふわっと、やわらかい印象で咲くものや、きりっと咲くものまで。スタンダード品種のピンク薔薇は豊富で、本数やアイテム数は確保しやすいです。

白も以外に品種がそろっていて、こちらは咲き方とか花の大きさ、繊細さやダイナミックさなどお嫁さんのブーケ制作を意識して品種交配を重ね生み出されたブライダル用と一般的に販売されるタイプの二つに分かれていて、実に興味深いです。出荷本数に限りがあったり、予約しておかないと買えないものもたくさんあります。

赤い薔薇は代表品種が数種類あって、黒系の赤・明るい赤を使い分けるといった感じですね。本数は確保しやすいですが、産地により商品のバラつきがあります。（花が小さいとか咲が弱いとかです）

黄色は意外と品種が少ないですし、安心して花持ちの良い産地と品種を仕入れるのにちょっと苦労します。オレンジもまた同様で、うっかり注文を受けてしまうのも躊躇することも。。。品種が少ない分、これはオレンジと言えるのかな？その様な色の花ももオレンジのカテゴリーに分類されているので、慎重になっちゃいますね。逆に言えば、素晴らしい出来の黄色やオレンジの薔薇に当たった時は本当に嬉しい気持ちになります。スタンダードタイプに拘らなければ、スプレー品種はけっこうな種類があるのでこちらは楽しみです。

紫や茶系は数量・品種とも少ないですが、大変魅力的です。もし出会えたらお求めになると良いでしょう！

薔薇は色々な色（MIX)で飾っても素敵ですよ！

薔薇をプリザーブドフラワーで

プリザーブドローズの魅力

生花を特殊加工したプリザーブドフラワーですが、薔薇はもっとも魅力的な素材と言えるでしょう。お嫁さんのブーケをプリザーブドで制作すれば押し花加工する必要もなく人生の大切な瞬間を残せる利点があります。また特殊加工することで、生花には出せない素敵な色に仕上がっている薔薇があり、晴れの日のドレスにお気に入りのコサージュをオーダー出来たりします。プリザーブドローズはその光沢も素晴らしく用途多彩にアレンジすることが可能です。お値段は少々お高めですが、長期間保存が効くので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか？またアーティシャルフラワー（造花）もかなりクオリィティーが高い商品がありますよ！

プリザーブドローズアレンジメント

薔薇の魅力まとめ

人を魅了する薔薇について拙く、ほんの一部を紹介してまいりました。また思いつく事があったら書き足してゆきたいと思います。花関連の仕事をさせて頂いていると必然薔薇と接する機会が多くなります。良くも悪くもこの繊細で美しい花と向き合わなければならず、ついつい必要もないのに素敵な薔薇を仕入れてしまい「あーまた失敗したな」と思うことがあるほど、この花は魅力に溢れていると思います。