花生活に役立つフラワーベース選びを紹介します。
フラワーベースとは花瓶のことです。花瓶がなければ、お花を飾りようがないですね。ではどんな花瓶を揃えたらよいか?いろいろな形や材質がありますので、あなたにピッタリの花瓶探しにお役立てください!
花生活に役立つフラワーベース選びをお手伝い
お花を飾る際に必要な花瓶選びで、まず押さえておきたいのが”使い勝手が良いこと”です。では”使い勝手”とはどんなものか?
- 洗浄しやすい
- デザインがシンプルでおしゃれ
- 安定性
この3点ほどを抑えておくと良いですね。
お花を飾る上でもっとも大切なことは、「いかに清潔なお水で管理できるか」です。
花瓶に張るお水ですが「生け水」と呼びます。この「生け水」が汚れてしまうとバクテリアが繁殖するのでお花が持たなくなってしまいます。
持たなくなる原因としては、花茎のお水を吸い上げる管をバクテリアがふさいでしまうからです。
やはりシンプルな方が”アキ”が来ませんし、洗浄するのも楽になります。
洗浄に関してですが、ガラスベースが洗いやすいです。陶器なら内側がしっかりコーティングされたものなら大丈夫ですが、そうでないと汚れが落ちにくいので避けるのがよろしいです。
シンプルなデザインと言う事にかぶるのですが、あまりにも装飾の派手な花瓶はお花の邪魔になるので、デザイン的におすすめしません。
当然のことながら花瓶を設置するにあたって転倒するようでは困りますよね。転倒しづらい花瓶を選びましょう。
また、安定性の中にはお花を挿した状態も含まれます。大きなユリなど花の頭が重いものはちょっとした風にあおられ転倒の危険がありますので注意が必要です。
幾つか違う形状の花瓶があると便利
お花によっては丈を詰めずに飾った方が素敵なものがあります。ユリ・グラジオラスなんかはその代表。そんなお花を飾る際は縦長で重みがある花瓶でないとグラグラ安定性を欠き、転倒の可能性があります。
丈をあまり詰めないで飾った方が良いお花にはある特徴があります。それは葉がついてないと見栄えがしないお花です。
実際に見てみましょう。チューリップが分かりやすいかな?
誰もが良く知るチューリップですが、お子さんにチュッリップの絵を描いてもらうと赤や黄色のお花に茎と葉が描かれていますよね。葉を取り除いてしまうとチューリップらしさが成り立たないですよね。このようなお花は丈の長い花瓶があった方が飾りやすいと思います。
使いやすい花瓶を紹介
使いやすい花瓶をいくつか紹介しますね。といってもイメージがわかないと思いますので、この花瓶にはこんなお花が素敵だよ!というアプローチで紹介していきます。
直径12cm×高さ25.5cm(口径5.5cm)
まるみを帯びた高さのあるフォルムがなんとも美しいですね。
口がやや狭いこの花瓶には
ガーベラ・ラナンキュラスが似合いそうですね。ガーベラならガーベラのみを
飾り方は浅く水を張り茎のラインをあえて見せる方が美しいです
このような花瓶にはあれこれ違うお花を入れない方がすっきりと見栄えがします。
直径14×H19cm
どっしりとした安定感のあるフォルムですが、独特のまるみが柔らかい雰囲気でいいですね。
小ぶりですが、口が広めにとってあるので多めにお花が入ります。
口の広がりを利用して、ふわっとお花を入れてみてはいかがでしょう?
この花瓶は、何種類かの違ったお花をMIXしながらアレンジすると映えます。
直径15cm×高さ15cm(口径4cm)
口が狭く丸い花瓶はお花の入れ方を工夫するとオシャレに飾れます。
洗浄はちょっと面倒かな。。。
このような花瓶のメリットは花数が少なくても飾れることです。
モンステラのような大きな面の葉とひまわり1~2輪に小さなお花1本で十分に存在感を出せますよ。
モンステラ ダリア スチールグラス各1本
水仙1本 小菊少々 こちらは陶器
サイズ:25Φ×60cm
背の高い枝を飾るのに役立つのがこちらの花瓶
お水を張れば安定感が増します。
枝を飾るメリットは空間を大きく使えることです。
冬~春には花物の枝・夏は鮮やかなグリーンを飾れば涼しげです。
ガラス素材の花瓶に枝を飾る場合は同じ花瓶の中にお花を挿すよりも
別々の花瓶を用意して組み合わせて飾ると素敵になります!
ガラス製の花瓶に枝を挿すとエレガントなインテリアになります!
サイズ:20Φ×30cm
このくらいの高さの花瓶にはどんなお花を飾ると素敵になるでしょう?
形はいたってシンプルですが安定感はありそうですね。
私ならブーケタイプの花束を飾りたいです。
丸いラウンド型の花束が似合いそうですね。
最後に
お花を飾るのに欠かすことが出来ないフラワーベース(花瓶)
今回はガラス製の花瓶にスポットを当て綴ってきました。
ガラス製の花瓶の良いところは、洗浄しやすく生け水の鮮度を保ちやすいことです。またお花によって花瓶の形を変えるとお花飾りがいとも簡単に素敵になってしまうものです。
ガラスの器を何個かを配置してお花を少しづつ飾ってみるのも良いでしょう!
お花を飾る際はいくつかのフラワーベースを揃えておくとお花飾りが楽しくなります!
執筆者;フラワーデザイナー フレグランス
気ままに花を飾る
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